新型コロナウイルス感染症の影響により、世界規模でダメージを受けている経済。
大規模企業はもちろん、中小企業にとっては会社存続の危機をむかえるところも少なくはありません。
今回は、日本政府による政策の1つ「Go To商店街」について解説します。
Go To商店街とは
Go To商店街とは、新型コロナウイルス感染症により冷え込んだ日本経済をさせるべく、日本政府が政策「Go Toキャンペーン」の1つです。
中小企業庁商業課の資料では、新型コロナウイルス感染症の感染状況を見極めつつ、国全体の需要喚起を図るべく、立地や集客機能に優れた商店街等において人の流れとにぎわいを作り出し、商店街等のにぎわい回復を図ることを目的とするとしています。
また、Go To商店街の企画競争においては、本事業全体を統括、運営する事務局を募集するとしています。
今回紹介するGo To商店街はイベント・キャンペーン、プロモーション、観光商品の開発に支援する形をとっており、別記事でも解説したその他のGo Toキャンペーン「Go Toトラベル」、「Go To Eat」、「Go To イベント」とは少し異なる事業内容です。
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Go To商店街の支援内容
- 商店街イベント等を実施する商店街に対し、300万円を上限に支援金の支給を行う(広域連携で企画等を実施する場合は500万円上乗せ)
- 商店街等のイベント等を実施する商店街等に対する専門的なノウハウの提供、人材派遣による支援の実施
- 幅広い消費者にとって参加しやすい商店街イベント等になるよう情報発信
Go To商店街のイベント例
あくまでも商店街のイベント等の内容は企画者によって様々ですので、いくつか例を挙げておきます。
- 商店街で販売しているメニューのテイクアウト、それらをまとめたポータルサイトの開設・運営
- 商店街等で食べ歩きや飲み歩きといったコト消費を促進するような旅行商品の企画・開発(ツアーやパックなど)
- 従来の商圏とは異なる場所から、商店街等に訪れてもらうためのプロモーション活動
- インターネットを利用したオンラインイベントの実施とそのプロモーション活動
- 新型コロナウイルスの感染防止対策を行ったうえでの毎年恒例の行事開催
など、これまでの商店街の活気を取り戻すべく企画、活動、プロモーションに対して支援金が出される仕組みです。
失った活気をもう一度取り戻すべくGo To商店街の活用
現在発表されているGo Toトラベル、Go To Eat、Go Toイベントなど、複数のキャンペーンを組み合わせることで、活気を失った商店街に新たな人の流れを作るきっかけとなる政策です。
商店街全体で行うような比較的規模の大きい企画のため、準備等に労力を費やしますが、これも自分達の商店街の魅力をより多くの方に知ってもらえるきっかけともなります。
地元メディアと協力してまずは、商圏内のターゲットに、そして近隣、遠方のターゲットにアプローチできるよう、Go To商店街を有効的に活用しましょう。